2007年12月22日

フルートの自宅録音法

サイファさんの書き込みもあったので、まとめてご紹介します。

【フルート録音のマイクセッティング】
 マイクのポジションについては、ホールで録音する場合は、会場が広い上に残響も一緒に録音してしまうので、マイクまでの距離をかなりとりますが、宅録の場合、今のコンデンサーマイクでは感度が良いため、ブレスノイズを過度に拾ってしまいます。そこで試行錯誤した上で、後頭部の後ろ1メートルのあたりに置いて録音することにしました。マイクの後ろ20センチぐらいの所は既に壁ですので、壁からの反射音も多少拾っているはずです。これでちょうどいいぐらいにブレスノイズが軽減されます。息音が全くないと味気ないので・・・
 もちろん、ホールで録音するなら、こんなへんてこなセッティングはしませんが。

【最近使用しているマイクロフォン】
 最初の頃は、ソニーの5000円くらいの小型の四角い一体型ステレオコンデンサーマイクを使っていましたが、今はベリンガーのC-1で録音しています。

【録音ソフトで使うコンプレッサーやイコライザーについて】
 コンプレッサーというよりは最終段階でピークがオーバーしないようにマキシマイザーを入れて、スレッショルドを-3から-5程度、アウトレベルを-0.5程度にして僅かに音圧を上げています。このほうが聴感上自然だからです。
 イコライザーは特にかけていません。マイクの周波数特性から考えると8Kあたりの感度が強いようなので、僅かに落とした方がよいのかもしれませんが、マイクのセッティングでカバーできており、それ以上は必要性を感じていないので何もしていません。
(ノイズリダクションのところで補足説明します)

【フルートの場合のノイズリダクション】
 フルートから出る音はノイズも含めできるだけたくさんの情報を取り出すように録音しています。
 ノイズリダクションとは楽器の外から発生する音、たとえば空調機械、パソコンの稼働音など、また可聴範囲外のひずみをもたらす成分をとっているだけです。これらは録音の最初の段階でインサートしています。

 まず、DCオフセット、ランブルノイズ、60Hz(西日本なので)ハムといった電気的なノイズを取ります、これらほとんどは耳には聞こえませんが、録音の濁りとなりますので。さらにフルートでは発生しない低音域(具体的には50Hz以下)ローカットして足音などを消します。

 その次に環境騒音、エアコン、パソコンなどの暗騒音をサンプル録音し、サンプルの逆位相を入れて消し込みます。
これでほぼ無音のスタジオが完成します。

 ノイズリダクションといっても、楽器から発生する音は息音やキーノイズ、爪音でも消し込むことはありません。マイクセッティングを今のようにする前に、ディエッサー(主にヴォーカルの「サ行」の発音を柔らかくするプラグイン)を使ったこともありましたが、音色が変化するのでやめました。

【DAWの録音品質】
 相変わらずCubaseSX3で内部処理は32bit/floatの44.1KHzです。
サウンドカードはPRODIGY192なので192KHzまで対応可能なのですが、最終的にCDの16bit/44.1KHzにダウンさせてCDやMP3をつくるので44.1で録音しています。
posted by Malcel at 09:53| Comment(0) | TrackBack(0) | フルート演奏MP3
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