2010年01月11日

歴史的な音色を楽しむ

正月の休みに歴史的名器の鍵盤楽器を二つ購入した。
一つはチェンバロの名器Jacob Kirckman 1766年製、
もう一つは古いピアノ、ピアノフォルテの名器Erard 1837年製である。

もちろん本物ではなくて、これらの楽器のサンプリング音である。
Edition Beurmannというシリーズで歴史的な鍵盤楽器の名器をサンプリングしたものを売っている。
購入後ちょっと問題があったので、サポートに連絡したら、チーフエンジニア自身から回答がきて、修正したパッチを送ってくれてちょっと嬉しかった。

まずは実際の音を聴いてほしい。ちょっと病みつきになる心をくすぐる音だとわかる。早速いくつか音にしてみたので聴いてみてほしい。
まずはエラールの音を楽しむためにピアノ独奏でショパンのエチュード作品25の1を作ってみた。
ショパン自身が使っていたピアノがエラールなので、さすがに雰囲気が出て、我ながらちょっとぐっとくる音だ。

フルートとも合わせてみた。既存の演奏の伴奏だけをエラールにしてみた。
エネスコ:カンタービレとプレスト
ショパン:ノクターン20番遺作

いっそう高品位なチェンバロの音も試してみた。
バッハ:ソナタロ短調BWV1030第一楽章
レジスター別の6音色があるが、伴奏なので8f×2の音を使った。

伴奏を変えるだけでずいぶん品格があがるものですね。
posted by Malcel at 16:24| Comment(5) | 楽器の話